白沙村
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世界文化遺産の麗江から10キロ、「白沙村」。

有名な「白沙壁画」を除けば、ホントのどかな村だ。
なんか母方の田舎を思い出す。

壁画?僕にはよく分らなかった、勉強不足で。
それよりも村の方が好き。

村をさまよっていたらおばあちゃんらに声をかけられた。
「こっちにおいで」っと、ある建物に導かれる。
一体何が?

あぁ、ダンスだ。
入ってみたらおじいちゃんおばあちゃんらが
ナシ族のリングダンスを見せてくれた。

観客は俺一人だけ。
ちょっと気恥ずかしいもんがあった。
いや〜ナシ族の人らはほんと社交的。

でもお金は取られる。そんなのは中国の常識です!
「いくら?」って聞いたら「お心次第」と。
『払いにくいわ・・・』。

こうしておじいさんおばあさん達は自主的に集まり、
自分たちなりの観光産業を作っている。
ビバ!民族ダンス!

あ、道の真ン中で白衣の翁がこっちを見ている。
誰かを待っているのか?。
…でも道には僕しか居ない。・・・・あ、僕か。
あれはひょっとして・・・・・ナシ族の名医ドクター・ポー?!

診療所に入ったら薬茶を出してくれた。
「う〜ん、なかなか美味い」。

実はこのおじいちゃん、いろんなガイドブックにも載ってる有名人。
診療所の壁には一面の名刺。NHK取材班の名刺もあった。

僕はせっかくなので薬を作ってもらう事に。
で、「いくら?」と聞いたら「お心次第」と。
『払いにくいわ・・・』

でもナシ族の人らはサービス精神旺盛、
僕がわずかしか払わなくても全然嫌な顔をしない。
気持ちよく笑顔で送り出してくれた。
この辺が漢民族とは違うところだ。

それから、白沙村の背後にそびえる山に登ってみる。

途中でナシ族おばはん軍団が登ってるのに遭遇。

いろいろ話しかけてくるがさっぱり分からない。
バシバシ背中はたかれて、ゲラゲラ笑われて、
もみくちゃにされながら登った。ほとんど大阪のおばはんだ。

上は広場になっており、椿の大木があるはず。
しかし今日は非公開日だった。

帰りは一人で下山。

下山しながら眺めた麗江の平原、いつまでもここで眺めていたい。 

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